総合診療後期研修プログラム
君たちはどのようなジェネラリストを目指していますか?
患者を総合的に診ることを専門とする医師がジェネラリストです。
現在のわが国においてはさまざまな場所でジェネラリストが求められています。医療に携わる人材の不足により崩壊しつつあると言われる地域医療、それを活性化させる新たなしくみづくりはジェネラリストの存在なしには成り立ちません。
都市近郊においても、地域に密着して地域全体の健康問題に取り組むジェネラリストが必要とされています。地域の中核病院や小中規模の病院では、臓器別専門分野にとらわれず内科医として患者さんの診療にあたるジェネラリストに対するニーズが非常に高まっています。
また、大都市の大病院では、臓器別専門分野の枠組みに入らない患者さんの診療やいくつかの専門分野が協力して診療にあたるべき患者さんのコーディネートを行うジェネラリストが必要とされています。
君たちの中には、すでにロールモデルとなるようなジェネラリストに出会い、自分の将来像と重ね合わせている人もいるでしょう。あるいは、これまでほとんど総合診療というものに触れる機会がなく、自分の臨床能力を高めつつこれから徐々に総合診療について学び、自分のキャリアパスを考えて行きたいと考えている人もいるでしょう。
名古屋大学総合診療科ジェネラリスト専門医養成コースは、ジェネラリストとしてどのようなキャリアプランを描くことも可能になる後期研修プログラムです。本コースを修了したとき、自分が思い描く将来像に向かって進む道のスタート地点に立っていることに気づくことができるはずです。
名古屋大学総合診療科ジェネラリスト専門医養成プログラムver.2について
プログラム紹介
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日本プライマリ・ケア連合学会認定 家庭医療専門医後期研修プログラム
ver.1 平成19年度認定(認定制度発足年)、平成25年度第1回更新
ver.2 平成27年度申請中(平成28年度採用専攻医より運用開始)
プログラム責任者:伴 信太郎(名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学分野教授)
コースの目標
1.「患者を総合的に診る」ことを専門とする総合診療医(ジェネラリスト)に求められる診療能力を習得する。
2.自分が学んだ知識やスキルを積極的に人にシェアする態度を涵養し、そのために必要な教育方法を習得する。
3.臨床あるいは教育を行う中で生じた疑問に対する答えを明らかにするための研究手法を習得する。
研修期間:3年間
他のプログラムとはここが違う!
その1 自分の将来像に合わせてさまざまな研修施設で研修ができる!
原則として1年目は名古屋大学医学部附属病院(総合診療科8ヶ月、救急2ヶ月、ICU2ヶ月)で研修を行います。2年目および3年目は、下記の研修施設をそれぞれ半年~1年間ずつ組み合わせて研修を行います。どの研修施設を選択するかは、専攻医の先生方の希望を最大限取り入れられるよう調整します。
(2年目以降の研修施設)
<総合診療Ⅰ研修>
・勝川ファミリークリニック(愛知県春日井市、指導責任者:北村和也先生)
・中津川市地域総合医療センター(岐阜県中津川市、指導責任者:高橋春光先生)
・かとう内科並木通り診療所(岡山市、指導責任者:加藤恒夫先生)
・育徳会磯村医院(愛知県一宮市、指導責任者:磯村豊司先生)
<総合診療Ⅱ研修>
・名古屋大学医学部附属病院総合診療科
<内科研修>
・名古屋大学医学部附属病院総合診療科
・中津川市民病院総合診療科(岐阜県中津川市、指導責任者:高橋春光先生)
・名古屋医療センター総合内科(名古屋市、指導責任者:脇坂達郎先生)
・愛知県がんセンター愛知病院総合内科/緩和ケア内科
(愛知県岡崎市、指導責任者:橋本淳先生)
・西伊豆健育会病院(静岡県賀茂郡西伊豆町、指導責任者:仲田和正先生)
<小児科研修>
・名古屋掖済会病院小児科(指導責任者:長谷川正幸先生)
・中津川市民病院小児科(指導責任者:安藤秀男先生)
(研修例)
その2 研修期間を通して絶え間ないサポートが受けられる!
3年間の研修期間を通して名古屋大学総合診療科スタッフが責任を持って研修のマネージメントとサポートを行います。2年目以降も名大スタッフと研修先の指導医とで研修会議を定期的に開き、研修評価を行います。また、名大スタッフは研修医のメンターとしての役割も担っており、必要なときにいつでも相談できるようになっています。
名古屋大学総合診療科では、家庭医療専門医申請に必要なポートフォリオ作成支援のためのミーティング(ACCEL:Annual Conference on Collaborative and Elaborative Learning for Senior Residents)を年4回開催しています。ポートフォリオ作成のノウハウを先輩たちの事例から学ぶところから始まり、たたき台として書いたポートフォリオを参加者全員でブラッシュアップする作業を繰り返し、やがて自身が書いたポートフォリオが後輩たちの見本になっていきます。
その3 臨床能力だけでなく教育能力や研究能力を高めることができる!
わが国の医療にとって総合診療医の育成は喫緊の課題です。ジェネラリストを志す人には、自分自身を高めるだけでなく、後に続くジェネラリスト志望の若者を育成する使命があります。人を育てるために必要となるのが教育能力です。自分が学んだことを人にシェアする、そのことがさらに自身の能力向上につながります。名古屋大学総合診療科は医学教育を学問として捉え、その理論構築と実践方法開発に携わってきました。本コースでは効果的な教育方法について学ぶことができます。
ジェネラリストのためのエビデンスづくり、これはジェネラリストにしかできません。本コースでは、アカデミズムのメッカである大学という環境の中で、研究に対するモチベーションを高め、実践するための手法について学ぶことができます。また、さらに研究に携わってみたいと思うならば、本コース修了後に大学院(名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学分野)に進学することも可能です。
その4 全国で活躍しているジェネラリストたちとつながりができる!
名古屋大学総合診療科同門会は、当科のスタッフとして勤務した方、当科で研修を行った方、当科の大学院生や研究生として研究に従事した方など、生涯キャリアのある時期を当科で過ごされた方の集まりです。ジェネラリスト専門医養成コースで研修をされる先生方にも同門会に入会していただきます。現在の同門会会員数は117名で、会員は全国各地で活躍されています。日常的に同門会メーリングリストを通して情報の交換を行い、毎年開催される同門会総会や日本プライマリ・ケア連合学会などで旧交を温めております。同門会の諸先輩方とのつながりは、必ずや先生方の大きな財産になると思います。
次年度(平成28年度)専攻医採用募集要項
| 募集定員 | 1名 |
| 対象 | 原則として初期臨床研修開始後3~5年目の医師(応相談) |
| 応募方法 | 履歴書(クリックしてダウンロード、市販のものでも可)および本プログラムに対する志望動機(1000~1500字程度)を記載した書類を、下記宛に郵送ないしメール添付にてご送付下さい。 -郵送- 〒466-8560 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋大学総合診療科 佐藤寿一 -メール- juichi@med.nagoya-u.ac.jp ※1週間以内に受領確認が届かない場合はお手数ですがご連絡下さい。 |
| 応募締切 | 定員に達した時点で終了させていただきます。 |
| お問い合わせ | 上記メールアドレス、あるいはTEL 052-744-2951 |







